株式会社キャステム・岡山大病院医療安全管理部

キャステムと岡山大が共同研究 歯科用に銀歯などの誤飲防止器具を発売

精密金属部品メーカーの㈱キャステム(福山市御幸町中津原1808-1、戸田拓夫社長)と岡山大病院医療安全管理部(岡山市)は2月26日、共同研究を通じて開発した歯科向けの口腔内落下防止器具「PSリングノブワックス」を発売した=写真。広島県医工連携推進プロジェクト・チーム(広島市)の支援の下、キャステムが「歯科治療中に起きる技工物(銀歯や差し歯など)の誤飲を無くしたい」という同部の要望を受け、技工物にリングノブを装着するためのロウ製リングノブを製品化した。公益財団法人日本医療機能評価機構の調査によると、2011〜16年の5年間で、歯科での治療中に技工物を誤飲する事故が約30件発生したという。岡山大病院でも同様の事故が起きたことから、同大病院総合歯科(医療安全管理部兼務)の白井肇講師が事故防止のニーズを外部に公表。これを受け、誤飲防止器具を製品化できるメーカーとして同チームがキャステムに連絡し、同大との共同研究に至った。同大病院でリングノブを取り入れた後は、年間3〜5件発生していた事故が、10年間でわずか2件に減ったと報告されている。同製品の主な成分は炭化水素樹脂と炭化水素ワックスで、リング1個の全長は約8mm。医療機器には該当せず、歯科技工物の落下リスクを軽減する「補助具」の扱いとなる。価格は200個入りが2,750円、800個入りが9,900円。歯科関係者が簡単に購入できるよう、通販サイト(https://www.rakuten.co.jp/ironfactory-castem/)で販売している。【問】☎084-955-2221