福山市役所

福山駅北口広場整備で JR西「計画困難」と申し入れ 再開発事業は仕切り直し

JR福山駅北口広場の整備計画について、事業の実施主体となるJR西日本は2月17日、福山市に対して「整備計画の策定は困難」とする旨の申し入れ書を提出した。同社と福山市は今後も連携して協議を継続するとしているが、市政の最重要課題である駅周辺整備の行方が不透明になった。申し入れ書は同日、平島道孝・岡山支社長名で提出された。それによると「新型コロナウイルスの感染は拡大を続け、弊社の経営状況も先行きが見通せない中、市場環境が不透明な状況となっており、より良い計画を策定するのに望ましい状況でない」としている。同社と同市は2019年7月、北口広場整備事業に関する協定を締結。駅北口=写真=の市有地(約4500㎡)と南口のJR所有地(約2600㎡)を等価交換した上で、ホテルや商業施設、駐車場などを備えた施設を22年度までに整備するとしていた。同社は昨年8月、コロナ禍による経営環境の悪化を理由に事業計画からホテルを除外するとともに、新たな計画づくりのために再協議を行いたいと市に申し入れを行っていた。これを受けて同市は、新たな計画の提案を待って年度内に等価交換を行う方針だった。同市は「新型コロナウイルスの影響が継続している状況において履行が困難なことについては受け止める」と、一定の理解を示すコメントを発表。現協定を廃止した上で、事業実現に向け今後も連携を続ける考えを示した。