矢掛町

矢掛町中心部に道の駅 「やかげ宿」3月28日開業 物販はせず観光の「玄関口」に

矢掛町が同町中心部の国道486号線沿いに建設している道の駅「山陽道やかげ宿(じゅく)」(同町矢掛1988-10)=写真上=が、3月28日に開業する。道の駅としては珍しく物販コーナーを置かず、直近にある本陣通りの商店街などへ観光客を誘導する役割を果たす。「やかげ宿」は鉄骨造り二階建てで延べ床面積は510㎡、敷地面積は2136㎡。宿場町としての歴史を感じさせる外観は、鉄道車両などで知られる工業デザイナーの水戸岡鋭治さんがデザインした。

一階(393㎡)の「地域振興区域」には、展示のみを行う特産品コーナーや大型ディスプレーを備えた観光案内コーナー、イベントにも利用できる交流室がある。休憩室や授乳室を併設した「交通情報室」では、渋滞や道路規制の状況を確認できる。2階(117㎡)の四方はウッドデッキになっており、南側からは小田川の流れや桜の名所・嵐山が望める。キッズルームもある。駐車場は普通車27台分、身体障害者用車両1台分で、電動車用の急速充電設備も備える。道を挟んだ東側の駐車場は観光バスなど10台を収容する。

無電柱化し美観向上

新型コロナウイルスの感染第3波が落ち着きを見せ、再び観光誘致の機運が高まる中、町は本陣通り周辺の総延長510mで無電柱化を完了し、美観を整えた=写真中。経費は国のモデル事業に採択されることで補った。道の駅から本陣通りへの経路には、情報発信や観光ガイドの拠点となる「矢掛ビジターセンター問屋」(同町矢掛1989)が道の駅と同時にオープンする=写真下。かつて問屋だった古民家を町が取得し改修したもの。木造一部2階建て、延べ床面積は218㎡で、和室や会議室がある。町が出資する一般財団法人が指定管理者を務める。本陣通りの商店主らは「(無電柱化で)商店街の風景が見違えるようになった。道の駅完成で、さらに活性化が進めば」と期待する。オープン当日は現地でのセレモニー後、商店街などで記念のイベントが催される予定。