井原市

大河主人公の渋沢栄一 ゆかりの地井原がのぼり作成 興譲館高や駅などに設置

 「日本資本主義の父」と呼ばれる渋沢栄一を主人公とするNHK大河ドラマ「青天を衝け」が2月14日にスタートした。若き日の渋沢が訪れた井原市はこれに先立ち、ゆかりの地をアピールするのぼり40本を作成。市内各所に設置し、コロナ禍終息後の観光誘致につなげることを目指す=写真。
のぼりは縦1m80㎝、横60㎝。「日本資本主義の父 渋沢栄一ゆかりの地」と書かれ、同市西江原町の興譲館高校門にある渋沢が揮毫した扁額の写真があしらわれている。同校や同市役所、井原鉄道井原駅などに設置した。
生地の色は、ドラマのタイトル「青天」と同市特産のデニムをイメージさせる青。現埼玉県深谷市出身の渋沢の実家は農家で、藍を生産していたともいわれる。
渋沢は幕末の元治元(1864)年に一橋家に出仕。翌年には兵備増強のため農兵を募ろうと、一橋家の所領があった井原へやって来た。20代半ばの渋沢は、現地で名を知られた漢学者で興譲館創設者の阪谷朗廬と面会するなどして信頼を得、募兵に成功。後に15代将軍となる一橋家当主・徳川慶喜に力量を認められた。
同市では今後もPR事業を予定する。市文化財センター(井原町)では3月7日まで、企画展「渋沢栄一 ─理念と行動─」を開催中。芳郎宛ての書簡や遺品のトランク、著書「論語と算盤」などが並ぶ。入館無料。時間は9時─16時30分で月曜休館。