更新：2021年12月07日

水島中央公園

SLが時の流れを見守る公園

愛称「ピーポー」こと水島臨海鉄道の常盤（ときわ）駅から2分ほどにある水島中央公園。
園内には軟式野球場、テニスコート、プールや相撲場などのスポーツ施設のほか、子どもたちに人気の複合遊具や昔ながらの定番遊具、芝生広場、図書館やウォーキングコースなどもあり、子どもから年配の方まで、毎日幅広い人々に利用されています。
夏場に水浴びできることで人気の噴水前には、鉄男や子鉄が大興奮の、重厚感たっぷりのD 51 842蒸気機関車（デゴイチ）が展示されています。842号は全国でも数機しか保存されていない、ギースル・エジェクタ（高燃料補助装置）という長円形の煙突を装備した機関車だそう。顔の真ん中にあるはずの煙室ハンドルがないのが残念ですがそれ以外は、かなり良い状態で保たれています。立派な屋根・フェンス付きのお家に大事に保管されていて近づくことはできませんが、まるで駅のホームに停車しているようで、今にも汽笛を鳴らしながら黙々と煙を吐いて走り出しそうです。
デゴイチの愛称で親しまれ、昭和18年から50年まで、岡山をはじめ富山、北海道で走り続けました。走行距離は32年間で213万キロ！実に地球53周、地球と月の間を約3往復したことになるそう！今年で78歳を迎える８４２号。長い間、みんなをいろんな場所へ連れて行ってくれた後は、家族で賑わうこの公園を見守ってくれているんですね！