草むらのヒーローたち

草むらのヒーローたち No.043

人生いろいろ、車生もいろいろ。

備後の道路脇で見つけた 朽ちゆく車たち。

凹み、錆び、コケ、ヒビ割れていても美しい 古き時代の宝物。

どんなドラマがあったのだろう…。

誰が呼んだか、草むらのヒーローたちを 小学5年M.Kくんが撮りました。

 

 

 

第43回


草ヒロ(廃車)data ■メーカー:日産 ■車種:シビリアン(初代 GC341型 3000ccディーゼル) ■年代:1971年〜1982年 ■場所:岡山県美咲町


小雨に濡れる棚田の景色は一枚の絵のようで胸を打ち、心の中まで潤ってきます。まるで地球と繋がっているよう。
美しい棚田が広がる標高約300mの山間地で彼は現役の集会所(下金地集会所)として第二の車生を送っています。
弓を張ったようなしっかりとした丸太の梁と柱で建てられた小屋に守られ、地区のみなさんの憩いの場として大切に利用されている様子。
以前は送迎車だったのか、ボディにはとなり町のブロイラー会社の名前がうっすらと残っています。
出入り口の横には地元山陽新聞の新聞受けが3世帯分設置。
手動の折り戸式ドアからお邪魔すると、車内(室内?)にはストーブや消火器、テーブルにソファ、水屋には急須にやかん、湯呑みなども揃えてありました。
音響や照明設備もしっかり。
シビリアン自慢の大きな窓から見える棚田の借景は圧巻の美風景。
外から見ても内から見ても、この集会所(彼)の凄さに気付かされました。
防災・コミュニティ・憩いの場として棚田とともに地域みんなの手で守り続けてもらえることを願います。
じゃあね。またきんちゃい!シビリアンくんが言ってくれました。

 

ちょっとうんちく

ワイドな車窓から望む山並み&棚田風景は圧巻!!!
息の詰まる都会のミーティングルームとは違う深い山々の息吹に包まれた大パノラマの別世界。
この癒し空間に仲間と集えば、
リラックスできていいアイディアがいっぱいでるのか?(笑)
癒されすぎてお眠になってZZz・・・結局会議どころじゃなくなるのか?(泣)
働き方改革の一案件としてありかもしれませんね。
レトロ感いっぱいでどことなく懐かしい姿のシビリアン集会所は
なんとなくとなりのトトロのネコバスのようでした。

シビリアン(CIVILIAN)という名前は英語で一般市民、民間人という意味。日産自動車の関連会社「日産車体」が製造していました。
ユーティリティの高さから幅広い用途に使わたマイクロバスで、誰もが一度はお世話になったことがあるのではないでしょうか。例えば身近なものとして幼稚園の園バス、旅館・ホテルの送迎バス、移動図書館、レントゲン検診車、献血車、移動スーパーマーケット、選挙カー、護送車などありとあらゆる用途で町中を走り回っていました。
シビリアンの前身となったのは日産のマイクロバス・エコーです。
今回の撮影車は1980年式のGC341型で3000ccディーゼルエンジン搭載車で、助手席側には巻き込み防止のためのセーフティーウィンドウが装備されています。

・1971年(昭和46年)9月、エコーのマイナーチェンジに伴い、車名を「シビリアン」に変更。エコーの2度の事故に伴い駆動系を設計変更し、同時にフェイスリフトを行う。さらにマイナスイメージ払拭のため車名を「シビリアン」へと変更するが、型式は変わっていない。
・エンジンは2.0Lガソリン・92馬力のH20型、2.2Lディーゼル・65馬力のSD22型。エコーの対策品同様、プロペラシャフトは2分割となる。
・1973年(昭和48年)1月、ディーゼル車は冷房搭載時のパワーと車重を考慮し、3.0L 85馬力のED30型となる。
・1976年(昭和51年)5月、マイナーチェンジで型式がGC340型へ。同時に、プリンス店取扱いの「プリンス・ライトコーチ」を廃止、シビリアンへ統合した。
・1979年(昭和54年)8月 、モデルチェンジ。昭和54年排出ガス規制に適合し、型式がGC341型となる。ハイルーフ車を追加。
・1980年(昭和55年)6月 、ディーゼル車は従来の3.0LのED30型に加え、冷房使用時のパワー不足を解消するため、3.3L(96馬力)のED33エンジン搭載車を追加。左折巻き込み事故防止対策としてセーフティーウインドウを新設。
・トミカリミテッドヴィンテージNEOでも、1/64スケールのミニカーとして発売されました。
(以上 一部ウィキペディア フリー百科事典 参照による)

 

※懐かしい廃車たち(出来るだけ天然モノ)を小学生撮影隊と一緒に趣味で探索・撮影・紹介しています。
※内容については正確な情報とは限りませんのでご了承ください。
※撮影場所については、部品取りやいたずら防止のため一切シークレットです。
※画像の無断転載・コピペはおやめください。