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ファッションブランド「バランジ」 鞆町で11月11─23日に展示会 常識にとらわれない「着るアート」

BALANGE

 ファッションブランドの「BALANGE」(バランジ、福山市沼隈町常石1324-2)は11月11─23日の11─20時、「ギャラリー風と鳥と」(同市鞆町鞆844-2)で「展示会2024秋冬」を催す。入場無料。
シャツやTシャツ、パンツ、ジャケットなど30─40点を展示即売する。価格は8000円から。テーマは「着るアート〜自分の生き方や時間に出会える服」。主に使われなくなった布を使って服を作っており、鞆町在住の女性から提供された備後絣を用いた服もある。備後絣は独自の技法でダメージを与えたり他の布と組み合わせたりして、従来の絣とは異なるイメージに仕上げた=写真下の中央。
 バランジは、「調和」(balance)と「違和感」(strange)をつなげた造語。同ブランドの服は年齢や性別など常識にとらわれず、着る人が限定されないよう配慮している。地元の繊維企業などが不要となった布を素材として提供しており、「持続可能な服」がモットー。購入後に破れたりした場合は補修も行う。
 デザインからパターン、縫製まで全ての作業を一人で手掛けるのは、山口県出身のデザイナー・竹内宏幸さん=写真下左側。福山出身のブランドディレクター・鎌田有紀さん=同右側=と共に活動する。
会期中はスタッフが常駐。会場にはミシンを設置し、製作する様子を見学できる。展示会では居心地の良い空間づくりを目指しており、広島や山口などで開催した際は長時間滞在して、試着やデザイナーとの会話を楽しむ人が多かったという。「インターネットとは違う、直接見て選ぶ楽しさを感じてほしい」と二人。オーダーの相談も受け付ける。

 

 

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