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初夏の訪れ告げる鞆の浦「観光鯛網」 今年は4月27─29日、5月3─6日の7日間 瀬戸内海に海上絵巻が展開!

福山観光コンベンション協会

 瀬戸内に初夏の訪れを告げる伝統行事で、福山市民俗無形文化財の「鞆の浦観光鯛網」。今年は4月27─29日、5月3─6日の計7日間の日程で開催される。主催は福山観光コンベンション協会。
各日とも11時から1回のみ実施する。市営渡船場から仙酔島に渡り、桟橋から観覧船に乗船。沖で行われる、江戸時代から続く伝統漁法の「鯛しばり網」による漁を見学する。約70分の行程で、終了後は希望者を対象に鞆の浦の史跡を巡る約1時間の無料ツアーも用意している。
 鯛網は江戸時代中期の約390年前、村上水軍の頭領だった村上太郎兵衛義光が考案したとされる漁法を再現したもの。6隻の船団が沖へ向かい、海中に網を投下。威勢のよい掛け声とともに網を引き揚げると、旬のタイが船上でピチピチと跳ねる。
観光鯛網は1923年に第1回が行われ、戦時中とコロナ禍の2020・21年に中止となった以外は毎年開催されている。高齢化による担い手不足に対応するため同協会では昨年から、運営などに協力する「鞆の浦鯛網くらぶ」の参加者を広く一般から募集した。メンバーは船に乗り込むなどして漁に参加する予定という。
また初日と最終日に観覧した人には、地元の義務教育学校・市立鞆の浦学園の児童が制作した缶バッジを無料でプレゼントする。
 現在観覧券を発売中。高校生以上は前売り2700円、当日3000円。小中学生は前売り1200円、当日1500円となる。福山駅発のバス付き観覧券は前売りが3700円、当日は1850円。当日のみの家族券(大人2人と中学生以下2人まで)は7800円。
前売り券は、市内の主要コンビニエンスストアと同協会(同市西町、福山商工会議所ビル4階)で販売している。

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