ギャラリー赫とんぼ

初個展で彫刻作品披露 内に秘める思いを表現

ギャラリー赫とんぼ 代表
重政 信明さん

「71歳にして初の個展。制作に加えて会場の準備で大変だったが、皆さんに彫刻の世界を楽しんでほしい」。菅茶山記念館(福山市神辺町新湯野30-2)で12月20日まで、「重政信明作品展〜生命ある形を造る〜」を開いている。時間は9─17時で月曜休館。入場無料。

約2mの大型彫刻やデッサンなど約35点を展示。また2012年から取り組んでいる「脱活乾漆法」という制作手法なども分かりやすく紹介している。「天平時代の乾湿技法を学び、表現方法の幅が広がった」。期間中、12月10日以外は毎日在廊する予定。

福山市出身。鳥取大工学部を卒業後、電気工事関係の会社で働いた。好きな仕事だったが「もっと人と関わりを持てる仕事がしたかった」。子供好きなことから小学校教員に転職。教諭・言語聴覚士として教育や医療に携わりながら、40歳から彫刻を始めた。30年間変わらず「存在感のある彫刻・生命ある形を造る」ことを目指し、制作に取り組んでいる。日展にも多く入選しており、今年度は二度目となる特選を受賞した。その傍らでギャラリー赫とんぼ(同市神辺町)を運営し、同市北部市民大学(同市駅家町)では彫塑の講師を務める。「造形的な美だけでなく、それぞれの像が内面に秘めた思いを表現するのは難しい。これからも勉強を続け、技術も表現力も高めたい」