映像制作レーベル LIFECT 代表 楠 健太郎さん

国際映画祭で2作品が入賞 第一人者目指す

国内外で活躍 拠点は地元福山

10月にポルトガルで開催された「第13回ポルトガル国際観光映画祭 ART&TUR」に出品した2作品が、異なる2部門で2位に入賞した。福井県高浜町の禅寺などを取り上げた「Reconnect with your ZEN-TAKAHAMA」と、青森県下北半島を舞台に地域の食材や自然を紹介した「GEO DINING SHIMOKITA」だ。2014年7月に映像作家として独立したが、賞レースには関心がなく、エントリーもしたことがなかった。しかし知人の紹介で19年、下北半島を題材にした作品を「日本国際観光映像祭」に出品したところ、ガストロノミー部門優秀賞に選ばれた。地域が評価を受けたことで住民や行政関係者が喜ぶ姿を目の当たりにした。「作品を公の場に出すことで観光誘致につながるなら、観光関連の作品は出品しよう」と思い直した。企業などからの依頼も受けるが「専門分野を一つ選ぶとすれば観光映像。普段立ち会えない場面に立ち会えることが魅力」という。国内外で活躍するが、拠点は福山に据える。「育った街に、自然の流れで住み続けているだけ」と笑うが「子供が大人になった時、自分たちの街を好きになってほしい。そのためのお手伝いをしたい」と地元への思いも語る。映像作家として、あまり知られていないが魅力ある場所を開拓したいと考えている。「観光分野に携わるなら、第一人者といわれるくらいになりたい」


北九州市出身の39歳。幼少期に福山に移り住む。映像制作会社に10年勤務し、ブライダルを中心に映像制作を学んで2014年に独立、LIFECTを立ち上げた。16年から「文化庁日本遺産映像専門家」の委嘱を受けている。

 

2020.11.20中国ビジネス情報「顔」より