福山市地域おこし協力隊員 辻本 良子さん

協力隊員として地域おこしに力「山野人」発刊空き家の紹介も

辻本良子さん

地方自治体から委嘱を受け、定住しながら地域活性化に取り組む「地域おこし協力隊」。昨年8月、家族五人で東京から福山市山野町へ移住し、同10月から協力隊員として活動している。

フリーカメラマンの夫が昨年3月、撮影の仕事で尾道を訪れた。それまで広島県に縁はなかったが、ちょうど子供の学校や保育所の問題で勤務先を退職していたこともあり、夫の土産話を聞いて地方移住に関心を持った。調べていくうちに地域おこし協力隊制度に行き当たったという。

福山市の協力隊員に応募。「会社勤めを辞めていたこともあって、とんとん拍子に話が進みました」。移住から一年が経つが「福山の皆さんは親切で、何も困ったことがない」。少子高齢化や学校再編といった地域の課題とも向き合いながら活動する。

山野町の魅力発信のため、情報誌「山野人(Yamano Zine)」を創刊。9月に第三号を発行した。自宅で飼うニワトリをテーマにしたコラム、他の移住者へのインタビュー、地元の人が作る料理のレシピなどで構成し、山野公民館や市内のカフェなどに配布している。

写真投稿型SNSのインスタグラムでは、町内の空き家も紹介している。6月には大阪から20代のカップルが移住するなど、早速反響が。「任期の三年以内に、山野へ交流館や宿泊施設のようなものを作れたら。それが野望です」と笑う。

中国ビジネス情報2020.9.20号「顔」より